回収なくして販売なし

電子カタログのオーダーフォームで、もうひとつ忘れてはならない項目があります。

支払い情報だ。

現金書留や銀行振り込みは世界を舞台に考えると非現実的だ。

利用者の手数料負担が大きすぎる。

配達時に現金をもらう代金引換、COD(キャッシュ・オン・デリバリー)は国内であれば可能だが、世界規模には向かない。

ただし国内の企業を対象にしたビジネスカタログであればCODは有効だ。

電子カタログの世界ではクレジットカードが主流になるでしょう。

インターネットで安全に安心して使えるクレジットカードの環境整備が着々と進んでいるからだ。

ビザ、マスターカードが推進している業界標準SET(セキュア・エレクトロニック・トランザクションズ)が九七年初頭から実用化にはいる。

これが使えるようになれば、人の手をかけずに自動的に回収できます。

近い将来は電子マネーも利用できるようになるでしょう。

利用者がオーダーフォームにカード番号をインプットして送信すれば、売り手のサーバを経由してカード会社へ送られる。

そこで自動的にクレジットカードのオーソリゼーション(与信)が行われ承認番号が発行される。

利用限度額を超えている場合や不正使用であれば承認は下りない。

すべて自動的に、しかも確実に回収できるのだ。

このメリットは大きい。

効率的な配送システム技術革新が進んでも、固体をオンラインで配送することはできないでしょう。

これは人手に頼らざるを得ない。

一方デジタル化できるものはオンラインデリバリーが可能だ。

たとえばコンピュータソフト、音楽CDのサウンド、ゲームソフトなど。

この場合はソフトを蓄積している情報スペースコレクションから自動的にその商品を指定してダウンロードできる仕掛にすればよい。

ものを運ぶという物理的な処理では、配送準備が必要だ。

受注登録されたデータは自動的に出荷明細書、納品書、出荷伝票に加工されなくてはならない。

これにしたがってデリバリーセンターの棚から商品をピッキングし、納品書を入れて梱包。

出荷伝票をつけて出荷に回す。

出荷時には出荷登録を忘れないこと。

手入力かバーコード入力でいつ出荷したかを登録しておく。

普通は出荷時をもって売上を立てる。

したがって出荷と同時に受注データは売上情報スペースコレクションに登録される。

ここで売上処理が自動的に行われ、カード会社に請求を起こす。

配送の各プロセスごとにオーダーフォームは加工され、受注情報スペースコレクションから売上情報スペースコレクションに登録されていく、というイメージだ。

配送でのポイントは誤配や遅配の問い合わせ、返品や交換にすばやく対応できるように情報スペースコレクションシステムを設計しておくことです。

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