限界を知って企画

風鈴を見たときはどんな音が鳴るか触ってみたいという衝動に駆られる。

冷蔵庫を探しているときはドアを開けて中を見てみたいと思う。

おもちゃ屋ではボタンを押したり、動かしてみたりしておもちゃで遊ぶ。

ペーパーカタログでできなかった体験、ショップでもなかなかできない体験が電子カタログでは可能になった。

プレゼンテーションではこの情報スペースコレクションマルチメディアをいかに使うかが鍵になる。

フルモーションビデオ、アニメーション、サウンド……。

これらをまったく使わなければただの電気紙芝居だ。

しかし使い過ぎも禁物。

容量が大きくなり過ぎるとレスポンスに時間がかかって、待つだけでストレスがたまつてしまう。

現在の環境ではマルチメディアはホットスパイス程度に考えておいた方がよさそうだ。

限界を知りながら、より多くの売上を引き出す対話のアイデアが要求されるところです。

マルチメディア企画のポイントはS&L。

シンプルでライトであること。

簡潔に表現し、できるだけ容量を軽くする。

レスポンスを速め、情報スペースコレクション的スピード感を出すためです。

モデムや回線の限界によって、せっかく力を入れて創ったものが再現されないのでは意味がない。

必要最低限の情報だけをマルチメディア化する。

風鈴の音であれば三〇秒もいらない。

三秒でよい。

削れるだけ削ってスリムにするのです。

情報スペースコレクションマルチメディアクリエーターと呼ばれる人材は少ない。

音楽と映像がわかり、しかもインタラクティブ性を出すためのロジックも知らなくてはならない。

基幹業務には卓越した技術とノウハウを持っている人でも、マルチディアとなるととたんにトーンダウンしてしまう。

人材の早期育成が望まれるところです。

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