情報スペースコレクションリーダーのコンセンサスが成功の鍵
トレンドを分析し、リスクと収益性を決定する方法を銀行の意志決定者に提供します。
これがデータウェアハウス導入の目的でした。
しかしバンクオブボストン(マサチューセッツ州ボストン)はプロジェクト進行途中で壁に突き当たりました。
データウェアハウスを構築するためには銀行のさまざまなエリアから情報を集め、活用するルールを決めなくてはなりません。
各部門にこれがなかなか理解されないのです。
このままだと百万ドルの投資が無駄になってしまいます。
そこで急遽コーポレート・データリソース・ボードを設立。
30名の現場担当マネジャーを指名し・三週間に薗集まるこことになりました。
この会議の目的はお互いのコンセンサスをとることです。
難しい問題ではなく、ごく簡単なトピックスに関してのコンセンサスです。
つまり馨とは何か。
銀行の商品とは何か。
銀行の体制はどうあるべきか。
だれがデータに責任を持つか。
データウェアハウスの導入が目的ではなく、それによってサービスや業務をどう改善するかが目的なのです。
ボードに参加するメンバー全員が同じ土壌に立つまで徹底的に話し合ったといいます。
データウェアハウスの設計のために十分な時間をかけます。
それはビジョンを持ったリーダーシップを育成するためだったのです。
いったんコンセンサスが得られればあとは速い。
基幹システムから必要なデータを抽出し、それをデータウェアハウスに蓄積する。
これによってリスクマネジャー、マーケター、財務担当者などの意志決定者は簡単にデータにアクセスできるようになった。
バンクオブボストンに口座を13持つ法人顧客がいます。
登録されている名前は10、顧客番号は13、住所は八つもある。
従来は口座ごとに管理され顧客単位でその動向を見ることができませんでした。
それがデータウェアハウス導入によって一元的に見られるようになり、ターゲットマーケティングが可能になったのです。
口座の伸び率予測、リテンション(顧客維持)の状況把握、クロスセル(関連商品提案)にもデータウェアハウスは使わまする。
データウェアハウスで最も重要なのは蓄積するデータの質。
データを統合するだけでなく良質のデータを継続的に蓄積することが鍵となります。