瞬発力のある情報スペースコレクション
データウェアハウスは意志決定はしてくれない基幹系システムからデータの抽出を依頼しても、システム部門から返ってくる答えは早くて三カ月。
普通は半年、ひどいときには目途が立たない。
こういう状況に追い込まれることはもうなくなるだろう。
データウェアハウスの登場は、情報系システムを扱う者にとってはこの上ない朗報です。
固定化され画一的な情報スペースコレクションが、利用者の要求に合ったデータを抽出する柔軟性のある情報スペースコレクションに変わった。
時間と手間がかかっていた情報スペースコレクションが、瞬発力のある情報スペースコレクションに変身した。
しかし、データウェアハウスは機能的にかなり限定されたものであるということを忘れてはなりません。
情報を集め蓄積し、要求に基づいて検索、抽出するという機能は情報処理全体のプロセスではきわめて初期レベルの段階です。
いつでも使えるデータが山ほどあります。
ということは自慢にはなりません。
データを真に意味のあるものにするためには、データを分析加工しなくてはなりません。
優良顧客にはどんな購買動向があるのでしょうか。
売れ筋商品はエリアによってどんな違いを見せるのでしょうか。
データが語る内容を分析ツールを使ってビジブルにすることが重要なのです。
だがこれも第ニステージです。
データの究極の価値は、分析の結果を意志決定に活かしてこそ生まれるのです。
同じデータでも読み手によって意味や価値が違ってきます。
仮説の立て方や考える手法はさまざまです。
データウェアハウスにこの人間のクリエイティビティまでをも期待することはできません。